2012年8月23日木曜日

白物家電


国内の家電メーカー各社は、AV商品などの黒物家電が販売低迷の為、白物家電に付加価値をつけて活路を見だそうとしている。パナソニックはスマートフォンに連動した「スマート家電」を投入することを発表した。
 
スマートフォンに専用のソフトをダウンロードすると、外出先からエアコンを操作したり、冷蔵庫の省エネ運転の確認が出来るそうだが、果たしてこんな必要があるのだろうか。こんなことで消費者ニーズが喚起できるとは思えない。
 
対して海外の電機メーカーは、本来の目的にあった商品を低価格で販売している。黒物家電は韓国企業にシェアーを奪われて久しいが、白物家電までが、海外勢、特に中国企業に浸食され始めている。
 
中国家電大手のハイアールは、今年1月、三洋電機から洗濯機、冷蔵庫事業を買収して傘下に収め、三洋が誇っていた技術力と人材を継承する形で認知度を上げている。国内の白物家電は既に飽和状態になっているので、ハイアールはいきなり日本には攻め込んでこないと思うが、今後の動向を注視する必要があるだろう。

2012年8月22日水曜日

大阪880万人訓練


大阪府、大阪市、堺市が合同で、災害時の府民の自助意識を高めることを目的に「大阪880万人訓練」と銘打って、9月5日午前11時に、携帯電話各社の緊急速報メールサービスの『災害・避難情報』を利用して、携帯電話に向けて一斉にメールを送ることになったそうだ。
 
この信号を受信した端末は、通話中か電源オフでない限り強制的に鳴動する。大阪府では、府内にある携帯電話が880万台だとすると、約350万台が一斉に鳴ると推定している。
 
メールの内容は、「訓練、訓練、大阪府で大阪880万人訓練を開始します。実際に地震が起こったことを考えてみてください。このメールは訓練用の通報で、実際の災害ではありません。・・・・・・」そして、実際の災害時には、身の安全を確保し、適切な情報に基づき近隣の指定避難場所に避難してください。と、結ぶ。
 
この訓練の狙いは、災害が起こった時に、一人一人がどのように行動したら良いかを日頃から考え、必要な準備をした上で、とっさに行動することが出来るようにするための啓蒙である。訓練終了後にはインターネット上でアンケートを行うそうだ。

2012年8月21日火曜日

赤バス


大阪市交通局は、一般の路線バスとは別に小型のコミニュティーバス(赤バス)を運行している。路線バスがカバーしきれない各区内の住宅地と公共施設などをきめ細かく結ぶ地域密着型の公共サービスとして運行しているのだ。

車体は、1台2,000万円を投じた特殊仕様であるが、当初はベンツなどの外国車を使用していたが様々な理由で、今年からは、国産の日野・ポンチョが導入されている。

 乗車料金は一律100円だ。乗車定員は25人(吊革数含む)だが、平均乗車数は4人と乗用車並み。費用に対して1割ほどの収入しかないようで、大阪市交通局の赤字の原因の一つにもなっており、廃止が検討されている。

僕は、これまで赤バスに乗ったことがなかったが、先日、淀川ハイクの帰りに都島区内で初めて利用した。淀川近くの停留所から地下鉄の駅までの13停留所を20分ほど乗車した。この日は満席だった。色んな意見もあろうが、このようなコミュニティーバスは、地域住民の為には必要だと思った。

2012年8月18日土曜日

早川徳次氏


シャープの株価が暴落している。ここ数日のニュースを見る限り、シャープの再建は大変なようだ。リストラも1万人規模になる模様だ。

シャープの前身は早川電機工業だが、創業者の早川徳次氏は、丁稚から身を起こして、大正の初めに東京で独立したが、関東大震災ですべてを失った。その後、大阪で早川金属工業研究所を設立し、いち早くラジオ受信機の試作に成功して社業を伸ばした。

その後、テレビや電卓など、総合家電メーカーへの道へと進む。昭和45年に取締役会長を退き、1980年6月24日、87歳で他界した。

早川徳次氏は、たくさんの苦労をした体験から、社会奉仕には力を入れられて、昭和37年には、大阪東住吉区に早川福祉会館が設立された。氏の自宅が商圏内にあり、現在もご家族が住まいされておられて、仕事で何回か伺ったことがある。

2012年8月15日水曜日

淀川のワンド


淀川は淀川大橋から河口までと、琵琶湖から大阪市内までを数回に分けて歩いたが、豊里大橋以西の一部が抜けている。昨日は午後から、Tさんと二人で豊里大橋から下流に向けて散策してきた。

さわやかな風に誘われて、気持ちよく歩き始めた。しばらく行くと河川敷に小さな池がいくつも現れた。淀川本流とはつながっているがほとんど流れがなくてさまざまな生き物や植物がみられる。

これが、淀川の「ワンド」だ。名前は知っていたが実際に見るのは初めてだ。淀川全体では45のワンドがあるそうだが、環境が一寸づつ違うため、それぞれ個性的な生き物が見られる。

淀川のワンド群のうち、きのう見た 城北のワンド群は、比較的規模が大きい。池の周りでは釣り糸を垂らす人も多かった。僕たちはここで1時間程費やした。それから少し歩いて都島市内から市バスと地下鉄を乗り継いで帰路についた。余談だが、この日の交通費はゼロ円だった。

2012年8月11日土曜日

スチコン


スチームコンベクションオーブンのことで、コンベクションオーブンにスチームの機能を持っていて、「煮る」「蒸す」「焼く」等ほとんどの熱料理がこなせる。また、スチームを上手に利用すれば再加熱にも威力を発揮する。

20年ほど前にドイツで業務用として開発されたものだが、現在は国産の物も多く出回っている。最新のものは庫内の熱と蒸気を細かく調整が出来て本格的な調理が可能だ。一般料理店やファミレス、病院、学校などでも使われている。

非常に優れた調理器として、最近導入するところが増えている。操作はマニュアル通り設定すれば簡単と言うが、やはり、調理のプロが行った方がおいしい料理が出来るようだ。

業務用なので価格は、1台100万円前後するようだ。家庭用の廉価なものが出来れば好いと思うがまだない。シャープから「ヘルシオ」と言うスチームオーブンレンジが発売されているが、スチコンとは同じものではない。


2012年8月5日日曜日

御手洗渓谷


奈良県天川村にある御手洗(みたらい)渓谷沿いの遊歩道は、10年ほど前に、いつものメンバーで歩いたことがある。起点の天川村川合から洞川温泉までの凡そ8kmのハイキングコースです。

大峰山系を源流とする渓谷は巨岩と清流と滝がおりなす景観は見事です。8月中に避暑を兼ねてもう一度歩いてみようと考えているが、メンバーのスケジュールを調整して日程を決めようと思う。

前回は公共交通機関を利用したが、交通の便があまり良くないのでマイカーの方が良いと思う。IさんやKさんには迷惑をかけるが今回もお願いしようと思っている。

  数年前にはコース途中の登山口から観音峰にも登ったことがある。この時には洞川温泉で入浴した。今回も洞川温泉で疲れを癒して帰る積りである。

2012年8月1日水曜日

自動車産業


 昨年は日本の自動車メーカーにとっては東日本大震災やタイの洪水などの影響で大幅な減産になっていた。しかし、2012年上半期の世界での新車販売台数は、トヨタが昨年トップのGMを抜いて世界一の座に返り咲いた。日産、本田を含めた日本のビッグ3は絶好調のようだ。

 富士重工業といすゞ自動車も好調のようだが、その他のメーカーはしんどいようだ。スズキはインド市場にウエイトをおいているが、暴動騒ぎがあったりして、大変なようです。

自動車産業は、今大きな変革が始まっている。EV自動車の登場がそれだ。これまでの自動車は設計・部品調達から製品まで一貫しておこなってきた。しかしEV自動車はベンチャー企業でも製造できるようになった。

パソコンやテレビがそうだったように、モーターやバッテリーなどは汎用品を買ってきて組み立てるだけのメーカーが出現する兆しが見えてきた。日本にも進出している米国のベンチャー企業テスラモーターズは、量産型EV自動車の出荷を始めた。今後の自動車産業を注目したい。