2012年7月25日水曜日

エアコン節電術


今年も厳しい夏がやって来た。全国的に電力需給がひっ迫し節電の態勢が敷かれている。特に関西電力管内は深刻な状況である。原発再稼働などの議論はあるが、これからの我々の生活を見直すという意味からでも節電は避けては通れないことだろう。

発電施設の電力供給能力は、日中も夜間も同じだが、需要は日中の方が大きい。今よく言われているのがピーク時の電力を減らす「ピークシフト」と言う考え方だ。しかし、夏場の日中ではエアコンの使用は避けられない。

最近のエアコンの技術進化は目覚ましい。省エネ性能は飛躍的に向上した。様々なセンサーを搭載して最適な運転をするものもある。廉価な機種でも相当な節電効果がある。エアコンは立ち上がりの時の消費電力量が大きい。節電の為にと、こまめにオンオフをするのは逆効果である。

  エアコンの節電をしたい場合、設定温度を高めにすることだ。設定温度を1度上げると消費電力量を10%減らせると言われている。又、扇風機やサーキュレーターを上手に併用することで、体感温度は2度ほど下がる。

2012年7月24日火曜日

デフレスパイラル


日本の経済はデフレ的悪循環に陥っている。物価が下がっても需要の上昇が見られず、景気が良くならずさらにデフレを進行させている。この状態をデフレスパイラルと言う。

デフレによる物価の下降で企業収益が悪化し、人員や賃金が削減されて失業者が増加する。企業も投資をしなくなり、消費者もお金を使わなくなる。物はますます売れなくなる。

だが、デフレはデメリットばかりではない。物価が下がっているということはオカネの価値は高まっている。普段オカネと呼んでいる「日本銀行券」も金融商品の一つだ。それが値上がりしていると考えればお金の使い方も変わってくるのではないだろうか。

インフレ下ではお金の価値がどんどん下がったので借金をして商売をした方が儲かった。しかし、デフレ下では借金をしない方が良い。これから先を予測するのは難しいが、デフレスパイラルはもう少し続くのではないだろうか。