2012年9月22日土曜日

鉄道用語のタブレット


タブレットと聞くと携帯型タッチパネル式のPCを想像する。タブレットの語源は英語tableから来ていて、携帯できる石板や木板のことらしい。
 
鉄道マニアの間で話題になっているのは別の物だ。列車の衝突事故を防ぐ通行証のことである。真鍮で作られた直径が約10センチのドーナツ型の円盤で、単線の一定区間に複数の列車が同時に入らないようにするためのものだ。
 
駅と駅の間には一つのみのタブレットが存在し、この区間を通過する列車はタブレットを持っていないと通過できない仕組みになっている。
 
かっては、全国の旅客鉄道で使われていたが、信号機に置き換えられてきて、段々と姿を消していった。9月22日には、福島県のJR只見線で、最後のタブレットの受け渡しが行われ、大勢の鉄道ファンが詰めかけた。

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