国内の家電メーカー各社は、AV商品などの黒物家電が販売低迷の為、白物家電に付加価値をつけて活路を見だそうとしている。パナソニックはスマートフォンに連動した「スマート家電」を投入することを発表した。
スマートフォンに専用のソフトをダウンロードすると、外出先からエアコンを操作したり、冷蔵庫の省エネ運転の確認が出来るそうだが、果たしてこんな必要があるのだろうか。こんなことで消費者ニーズが喚起できるとは思えない。
対して海外の電機メーカーは、本来の目的にあった商品を低価格で販売している。黒物家電は韓国企業にシェアーを奪われて久しいが、白物家電までが、海外勢、特に中国企業に浸食され始めている。
中国家電大手のハイアールは、今年1月、三洋電機から洗濯機、冷蔵庫事業を買収して傘下に収め、三洋が誇っていた技術力と人材を継承する形で認知度を上げている。国内の白物家電は既に飽和状態になっているので、ハイアールはいきなり日本には攻め込んでこないと思うが、今後の動向を注視する必要があるだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿