2012年9月24日月曜日

地球深部探査船「ちきゅう」


紀伊半島沖にあって大きな地震の発生場所と考えられている南海トラフなどを調査する目的で作られた地球深部探査船「ちきゅう」は、東日本大震災の調査が一段落したので再び調査を始めた。
 
南海トラフとは、海の底で地球のプレートとプレートがぶつかりあっている場所で、大きな地震が発生する可能性があると言われている。探査船「ちきゅう」は、船底からパイプをどんどんつなげて海底までのばし、このパイプにドリルを通し海底をどんどん掘って、試料を取り出して調べる。
 
深さは1万メートルの深さまで掘ることが出来るそうだ。1万メートルと言えば富士山を3個重ねた高さだ。ものすごい設備を施しているのだろう。
 
探査船は、穴を掘る場所の海上に数ヶ月以上とどまっていなければならないので、GPS衛星からの電波と海底に沈めた音波発生装置とで、常に一定に保っている。へリボートも備えた超大型船だ。国はこの計画に、かなりの予算をかけているのだろう。

2012年9月22日土曜日

鉄道用語のタブレット


タブレットと聞くと携帯型タッチパネル式のPCを想像する。タブレットの語源は英語tableから来ていて、携帯できる石板や木板のことらしい。
 
鉄道マニアの間で話題になっているのは別の物だ。列車の衝突事故を防ぐ通行証のことである。真鍮で作られた直径が約10センチのドーナツ型の円盤で、単線の一定区間に複数の列車が同時に入らないようにするためのものだ。
 
駅と駅の間には一つのみのタブレットが存在し、この区間を通過する列車はタブレットを持っていないと通過できない仕組みになっている。
 
かっては、全国の旅客鉄道で使われていたが、信号機に置き換えられてきて、段々と姿を消していった。9月22日には、福島県のJR只見線で、最後のタブレットの受け渡しが行われ、大勢の鉄道ファンが詰めかけた。

2012年9月15日土曜日

100歳人口


厚生労働省が、敬老の日を前にして全国の100歳以上の高齢者の数が5万人を超えたと発表した。調査を開始した1963年は153人だった。半世紀たって、実に300倍以上に増えている。
 
男女の比率は、女性が87%で圧倒的に多い。やはり女性の方が長生きだ。国内の最高齢は京都在住の男性で明治30年生まれの115歳。男性の長寿世界一としてギネス認定されている。女性の最高齢者は114歳だ。
 
ちなみに、大阪府は1694名。10万人当たりの数は高知県と島根県が80人と多い。大阪府は30人余りである。沖縄県は10万人当たり60人で意外だが、若者の人口が他府県に比べて増えているからだそうだ。 
 
 高齢者は、老化に伴い衰えボケや寝たきりになり、巨木が倒れるように死んでいくと思われていたが、実はそうではないことがわかってきた。最近の調査によると、ボケ人口が増えるのは85歳位までで頭打ちになって、100歳を過ぎると亡くなる直前までボケないと言うのだ。健康に100歳を迎えている人を見ると、みんな自信がついて自分にもやれると思うようになるのだろう。

2012年9月13日木曜日

ドロップボックス


ドロップボックスを使い始めて数か月になる。店のパソコンのドロップボックスにホルダーを作って写真やExcelデーターを保存した。2階のデスクトップやノートパソコンにもドロップボックスをダウンロードした。
 
案外簡単に同期がとれて、写真やデーターの閲覧や編集が出来る。反対の作業をしても上手くいく。ところが、タブレット端末に同様のことをやったが同期が取れない。色々試した結果、インストールするときのアカウントが違っているのに気が付いた。
 
アカウントの変更の仕方がわからず、アンインストールしようとしたが、アンドロイドのアンインストールの仕方がわからない。試行錯誤の末、昨日やっとわかった。改めてダウロードをしたら今度はうまくいった。
 
タブレット端末でクラウドが使えるようになると、ドロップボックスのホルダーに必要なファイルを入れて持ち歩くことが出来るので非常に便利になる。顧客先で商品のより詳しい説明が出来る。これを活用しない手はない。早速実行してみよう。

住吉大社

http://youtu.be/JGV-BlE59Ew

2012年9月12日水曜日

熱発電チューブ


パナソニックが6年後をめどに開発中の、超小型の発電装置を発表した。名前は、「熱発電チューブ」で、長さ10センチ、直径1センチのチューブを4本組み合わせた構造で、出力は16ワット。
 
原理は、チューブにお湯を流し、その温度の変化で発電ができる。工場やビルなどの排熱を有効利用したり、温泉地などでの活用を考えているようだ。二酸化炭素を出さないから地球にやさしいエネルギーだと説明している。
 
パナソニックの開発チームは、将来、照明や、セキュリティーカメラの電源などに利用できると言っているが、もっと画期的な利用法がほしい。
 
 問題は価格だが、そんなに安くはならないだろう。発電量がこの程度だと、実用的にはあまり期待できないと思う。