朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台にもなった岩手県の三陸鉄道が、3年ぶりに全線開通した。東日本大震災で壊滅的被害を受けたが、6日総延長107.6キロを列車が走った。
久慈市では記念イベントが開かれ、「あまちゃん」で駅長役を務めた俳優の杉本哲太さんが、くす玉を割って祝福した。望月社長は『地域の活性化に貢献していきたい』とあいさつした。
震災で全線が不通になったが、5日後には一部区間で運賃無料の「復興支援列車」を運行し、復興のシンボルになっていた。全線再開に合わせ、クエートからの支援で車両5両が新たに導入された。
だが、三陸鉄道は過疎化などで赤字が続いていて、今回の復旧費100億円弱は全額国費で賄われている。三陸鉄道のローカルには復旧のめどが立っていない路線もあるようだ。
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