最近、一里塚という言葉をよく聞く。物事を行うときに結果を出すまでに様々な意見があって方向が定まらないときがある。こんな時にとりあえず一番初めにやるべきことだけ決めて取り掛かる。
とりあえず決めたことが最初の一里塚で、それが達成してから次の一里塚を決めると言うやり方だ。企業でも政治でも、この方法で物事を進める方がうまくいくと言うのだ。
本来、一里塚と言うのは、江戸時代、全国の街道に旅行者の目印として、1里ごとに土盛りした塚に黄を植えたり標識を立てたりしていた。古くは平安時代末期に奥州藤原氏が白河の関から陸奥湾までの道に経てたのが最初と言われている。
一里塚には榎などの木が植えられ、旅人が木陰で休息が取れるように配慮されていた。もとは街道の両側に設置されていたが、現存するものは殆ど片側のみになっている。
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